若年性アルツハイマーになっても変わらない友情

f:id:momofamily:20210408181439p:plain



父の元にはがきが届いた。


幼馴染みのCさんからだ。


「元気か?また電話する」と一言だけ書かれた手紙だった。


父も、母も、私もその一言がとても嬉しかった。


父とCさん


父は50代で若年性アルツハイマーになった。


病気の前、父はとても優しくてアクティブな人だった。


父の幼馴染みのCさんとは、家族ぐるみの付き合いがあり、私も小さい頃はよくCさんの家に遊びにいったり、スキーや登山に一緒に連れていってもらった。


父が若年性アルツハイマーになってすぐは、二人でよくハイキングや登山を楽しんでいた。


父はCさんと出掛ける日はとても嬉しそうで、出掛けて帰ってくると、Cさんと見つけた鳥の話を沢山してくれた。


だけど、父の病気はどんどん進行した。


父は言われたことをすぐ忘れてしまう。


だから、一緒に出掛けてて「ちょっと待ってて」と言っても、いつの間にかどこかへ行ってしまう。


Cさんは、私たち家族には何も言わないけど、きっと父の病気が進行して一緒に出掛けるのが難しいと判断したのだろう、今度は自宅に招いてくれるようになった。


そしてコロナで中々会うのが難しくなったら電話をくれた。


父はその頃には言葉が出にくくなっていて、電話口では「うん」とか「そっか」しか言ってなかった。


でも父の表情はとても嬉しそうに生き生きしていた。


そして、今、父はだんだん話すのが難しくなってきた。


話すのが難しくなってきた父に、Cさんから一枚のはがきが届いた。


「元気か?また電話する」


家族みんな、その一言が嬉しかった。


父を気遣う一言。


父が病気になっても、形を変えて父と繋がっていてくれる。


父とCさんのような関係が本当の友達と呼ぶのだろうなと二人から学んだ。

↓良かったらポチっと押して下さい

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村