MCI(軽度認知障害)と診断されてから取り組んできたこと 母手記

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母手記


「そうそう、ここが違うね」


「早いね」


二人でよく脳トレの間違い探しをやっていました。


車で出かける時は、しりとりをしたり、二人でよく歌いました。


薬をきちんと毎日飲み、あまり負担にならないようにと思いつつ、


大好きな花や鳥の塗り絵や新聞のコラムをノートに写したりしていました。


「アレ?、アレ?」が増えてきても、この頃の私はMRIでとどまっている人もたくさんいるという本やネットの情報を信じていました。


絶対大丈夫。


進行なんかさせないと本気でした。


「アレ?」は全く偶然に知ることもありました。


自分のバックをよく置き忘れたりして、みんなで探すことも結構ありました。


見えることは目立つので分かりました。


ある時、行こうとした店の場所を確認するのに地図を描いていると、自分の思っている方向と全く違う所を指で示したので驚きました。


あれだけ絵が上手で、道に詳しくて市内の地図などをよくササっと描いていたので、


「あー、こんな部分もダメージを受けているんだ」と分かることもありました。


今、生活の中で色んなことが難しくなっても、娘や私がこたつで横になっていると、


そこらにある毛布などをさりげなくかけてくれたりすることもあります。


認知症になっても優しいお父さん。


みんなと仲良く穏やかに過ごしてほしい。


主人と二人で散歩をしながら今年初めてのカタクリを見つけて喜ぶ姿に


「神様、ありがとうございます。また来ます」


と心の中で手をあわせた。


そして桜の散る花道を二人でゆっくりゆっくり歩いた。

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