私の育児日記はダブルケアの問題が凝縮されていた

自分のブログを更新するにあたって、当時の育児日記を読み返していた。

 

すると、「育児日記」のはずなのに、半分近くが父の介護の悩みが書かれていることに気付いた。

 

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この日記こそダブルケアの問題そのものではないだろうか。

 

私は自分が介護していることやダブルケアの状態になっていることに中々気付けなかった。

 

特に父のような若年性アルツハイマーという病気は、何月何日から介護になったか明確ではない。

 

少しずつ色々なことが出来なくなる。

 

いつの間にか「パソコンが出来なくなった」から始まり、

 

「細かい地図を書くこと」、「DVDの再生」など日常生活にあまり差し障りのないような事から出来なくなった。

 

お風呂の入り方で言うと

 

シャンプーとリンスの区別がつかなくなる→

 

体を洗わずに湯船に入ってしまう→

 

シャワーの出し方が分からなくなる→

 

体の洗い方が分からなくなる→

 

服の脱ぎ方が分からなくなる→

 

お風呂に入る意味が分からなくなる→

 

入浴が全介助になる

 

という順序を辿って「お風呂に入る」という行為が出来なくなった。

 

お風呂に入れなくなるのも、ある日突然ではない。

 

数年という長い年月をかけて出来なくなるので、

 

「これはもはや介護のレベルじゃないか」

 

と気付いたのは、父の服の着脱を手伝った時だ。

 

それまで全て

 

「お父さん、シャンプーこれだよ」とか

 

「シャワー出したから、先に体洗ってね」と

 

「声掛け」で済んでいたものが、自分の手を使って父に洋服を着せなければならない状況に陥ってから「これって介護の領域だ」と初めて気付いたのだ。

 

それまで父の病気そのものについて

 

「何でお父さんがこんな病気に」と悩んだことはあるが

 

「お父さんの介護が大変」と悩んだのは、病気が発覚してから随分後のことだ。

 

父の介護認定の時、市役所の方に

 

「父は声掛けすればほとんどできるから、介護認定降りないかもしれないです。」

 

と話したら、市役所の方から

 

「声掛けも立派な介護ですよ。」

 

と言われてとても驚いた。

 

父の物忘れが始まり、

 

「お父さん、財布ここにあったよ」

 

とフォローしていた初期の頃から私は既に介護をしていたのだ。

 

介護認定を受けた時には、父の状態は既に要介護1であった。

 

つまり父の病気は息子が生まれる数年前から患っているから、

 

息子が生まれた時点で私はダブルケアをしていたのだ。

 

父を私が責任を持って介護すると宣言したわけではない。

 

病気で休職して家にいる父と一緒に過ごすうちに、父は育児を沢山手伝ってくれたし、私も父の物忘れをフォローし、当初は互いに助け合う関係性であった。

 

しかし父の病気は徐々に進行し、互いに助け合う関係性が崩れ、徐々に息子と父を私が二人同時にケアしなければならない状況になった。

 

家族間で何も話し合いをしないまま、気付いたらダブルケア。

 

もちろん、父に沢山育児を手伝ってもらったので恩返しがしたいという気持ちもあった。

 

しかし、介護はとても過酷で「恩返し」など悠長なことを言っていられるものではなかった。

 

限界が来て、初めて家族に一度話し合いをしたいと申し出た。

 

介護認定も息子の療育の母子通園に行っている間、父を一人にしておけなくて、どうしようもない状況に追い込まれてから、初めて地域包括支援センターに助けを求めた。

 

私は肉体的、精神的に追い込まれてから助けを求めた。

 

それでは、遅い。

 

私はストレスからメニエール病というめまい、難聴の病気を発症し、睡眠薬が無いと眠れない体になってしまった。(現在は完治、睡眠薬も使用していない)

 

ここで一番言いたいことは

 

限界が来てから助けを求めるのでは、遅いということだ。

 

私のように既に体も心も悲鳴をあげてから助けを求めるのでは遅すぎる。

 

私はメニエール病の後遺症で三半規管がかなり弱ってしまった。

 

エレベーターやエスカレーターに乗ると酔ってしまう。

 

聴力はだいぶ戻ったけど、もう以前と同じようには戻らない。

 

失った器官は元に戻らない。

 

だから、私のように気付かずに「介護」をしている人がいたら、家族と話し合ったり、地域包括支援センターや市役所に今すぐ助けを求めて欲しい。

 

私のように体を壊す前に、頼って欲しい。

 

自分から声を上げない限り、誰にも気付いてもらえない。

 

どうか声を上げて欲しい。

 

こうしてダブルケアや介護の問題を記事にすることで、私のようにストレスから病気になってしまう人を減らせればと思う。

次回もダブルケアの問題について更新予定です。

 

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